ドッカッドリーム! ドッカッローリングドリーマーッ!

書いたのは2011年8月26日(10月10日追記)
去年は夏に失職してから、生きてみようと思ったりくじけたりの繰り返し。
振り返ると、金がなくなるまで映画を観ていたようなのでまとめてみた。

3Dってあれだろ? やたら飛び出すだけのやつ。という概念をひっくり返す奥行き感。
話の内容については大自然はよいですね、資本主義や文明は悪ですね、人類よ身の程を知れという気持ちで深く考えずに観た。アバターは第二の人生。

どんでんがえしに騙された人ってどれだけいるのかしら。衝撃の展開とか煽るのやめてほしい。疑って観るだけで期待以上に出会えたことがない。そんなハワイを舞台にした火曜サスペンス劇場。テレビで観たら不満なし。

ファンなら評価10点満点で無限大。アニメで2時間42分53秒という上映時間はちょっとしたリトマス試験紙というか修行。テンションも独特で小気味よい展開よりも詳細なイベントの積み重ねが求められる。というか観客の空気が通常とあきらかに違った。上映が終わったらすぐ帰っていいのよ?

エンドクレジットで大写しにされる少女の裸に気まずくなったという。前知識があると不満はないが、初見(いるのか……?)だと、うわ幼女強いという気持ちしか。劇場だと破壊力がアップ。その魔王っぷりには笑うしかない。お話はどちらかというと後付け感が強い。

口コミで評判が高まっての再上映。内容がいいのに商売っ気に欠ける、ちょっと権力が欲しくなる。国営放送とかで夏休みに放映したほうがいいよ。いや、オトナの話まわりが苦いのは分かってますが。

  • 『第9地区』

メカかっこいい。そして人類ひとでなし。憎いアイツがヒーローに。なんとなく感想を書くとアバターでも観たの? と言われそうな文面になるが、こちらの方が建前がないぶん醜く汚く美しい。

ああ、俺、トライガン観ているんだなーっつー。気楽に観れ。

原作で今まであったことを把握しておかないと、最終回をいきなり観た気持ちになる。
そこは宮沢賢治銀河鉄道パワーで乗り切れたが、登場人物に思い入れがないと「ふーん」としか。んでもって思い入れがあると……。

俺は社長で遊び人でたぶんヒーロー。いろいろあって死にかけたがそうでもなかった。
メカかっこいい、でも合体変形しないメカ。モードチェンジもありゃしない。

最終章まで観たらロボットアニメとしてどーたらと語れるが、各章のみだと感想に困るよ?

  • 『カケラ』

女同士のナントカって気持ちで観ると「?」ってなる。

1クールのアニメ作品を劇場でダイジェスト版観たような感じ。売り場に絵コンテ集が売っているほど真面目な作品なのだが本編に勢いがないと購入を躊躇うよ。

A級のように見せかけたB級……だと思えば最後まで面白いサバイバル劇。

本当は怖ろしい一般人。非現実が当たり前になると、それはもう日常。

  • 『ルーガルー』

なんか美味しくなりそうな要素を排除して淡々と殺伐にした結果、何ともいえないものに。人を食ったような話なのは別によいけど「だから?」って気持ちになる。

  • 『REDLINE』

是非、劇場で絵と音を堪能できたらよいのにね。動かないソノシーはただの変な腰の女。内容はパス。絵や音がどうでもいいならテレビで放映というのも盛り上がるのでアリ。

  • 『リミット』

なれる! 暗所恐怖症の閉所恐怖症。ついでに人間不信。働いたら負けだと思ってもおかしくない職場の対応。画面があまりに暗いので途中でトイレに立ってしまっても大丈夫。
内容も我慢して観るもんじゃない。

吸血鬼だって増えると社会問題が頻発するし、増えればあとは減るだけというありがたい世の中の仕組みの話。吸血鬼と人間の関係に妙な希望がもてるラストにも感心。

グッジョブ。だめなこが彼女できたからヒーロやめるのはリアルで納得。ヒット・ガールがコワくてかわいくて困る。