絶賛、入院中

 病を拗らせ入院中すると何より治療がお仕事になる。そして我が身の快方と共に時間の過ごし方というものを思案するのだが、これがいつも限定的で難しい。行動範囲が限られているので視界にはいるのはテレビか書物、書物は購入が自分ではできないからチャンネルという選択肢が一番多いテレビか特に選ぶ種類がなくても没頭できるから関係ない携帯ゲーム、今まではそんな感じでした。


 電子書籍ってのはおそろしいなぁ。

 病院でネット環境ができるとその場で書籍が購入できるのはどこの通販でも同じだが、電子なので即読みたい時に対応できるのが素晴らしい。しかも場所をとらない。同室のトラブルやら治療方針などで病室を変わる長期入院の患者さんが看護師さんに書籍の山を運ばせていても、自分は端末ひとつでOKですよ。長くいてもベッドのまわりにモノがない。これ結構快適です。

 Kindle Paperwhiteを購入して、こういう形で恩恵を受けるとは思わなかった。そして否定するようなことを書くが、3G版を購入しなくてよかった。通信手段が簡単だとベッドで身動きできないのをいいことに寝ながら下手なセールでどれだけ衝動買いしてしまうか。俺は「セブン」の怠惰の男のように死にたくないので、ちょっとだけ看護師の目を盗んでネット環境を手に入れる、出歩く不便は受け入れたい。


 あ、ふつーの人はそんなこと考えなくていい。
 そういう意味では携帯ゲームのダウンロードも相当恐ろしいけど、こちらは頻繁に買わないからなぁ。書籍は恐ろしい。